英語勉強法
まず、この仕事に英語が不可欠な理由は以前に述べたよな、まだ読んでない人はこっち、パイロットになるには英語は必要なのかを先に読んでくれ。
ここでは英語を苦手としている人に、どうやって英語を勉強すればいいのか指針をあげられればと思っている。
最初に言っておきたいんだが、英語を勉強するのに画期的な(裏技的な)勉強法なんてない。そんなものをここで教えてもらえるなんて思わないでくれよ。
よく英語教材で『こんなに簡単に英語が…』とか見かけるけど、君の周りでそんな簡単に英語がペラペラになった人がいるかな?
できるわけないんだよ。幻想は捨ててくれ。日本語を話せないアメリカ人に簡単に日本語を習得させられないのと同じだ。それに英語の勉強は、量だよ。その人の学習能力はあんまり関係ない
前置きはこの辺にして本題に入ろう。
あくまでも僕の持論だが、帰国子女でも天才でもない君や僕にとって必要な英語の能力は3つだ。
①英語を聴く能力(リスニング)
②英語を話す能力(スピーキング)
③TOEICなど、英語ができると客観的に証明する試験を解く能力(テスト)
この3つは、全く別物だ。TOEICで高得点をとっていても、全然英語をしゃべれない人は山ほどいる。
また英語を聞いて理解することはできるけど、自分が話すとなると詰まってしまうって人もたくさんいる。英語が話せるけど聞けないって人には会ったことがないが。
じゃあどうすればいいのか。当然、その3つを全て勉強するんだ。
留学でもすれば①と②は同時に勉強できるだろう。お金と時間に余裕のある人には留学をお勧めする。
留学は無理ですって人にむけて、英語学習法を提案してみよう。
現在2021年、実はもともと10年前の記事を今書き直しているんだけど、この10年で色々と変わってしまったなと思う。
勉強法なんて言ったけど、上の3つを、ひたすらに練習するだけだ。泥臭くてもしょうがない。しかし、効率を上げるために工夫は必要だ。
①まずリスニング。
ひたすら英語を聞く。それだけ。
でも工夫をしてほしい。車の中や電車、移動中は常に英語をかける。そんでもって、シャドーイングを行うんだ。
シャドーイングって知ってるかな?流れた英語を、少し遅れてオウムのように真似して口に出すんだ。これは非常に難しく、最初は全然できないと思う。でもとびとびでもいいから続ける。これで発音もうまくなるし、なんとなく聞き流してしまうことを防ぐ効果もある。
かける英語はなんでもいいが、しばらくは同じCDをかける。同じCDだから2周目、3週目と少しずつできるようになるだろう。
僕はアルク(英語教材の会社)をよく利用していたけど、今はスマホのアプリでも同じようなのがたくさんあると思う。
他にももっと楽にできる勉強法がある。海外ドラマを見ることだ。
最初は英語字幕で。知らない単語でてきたら全部調べる。次は字幕なしで見る。最初はこれに日本語字幕で見るってのを入れた方がいいかもしれない。
じっくりと時間を取らないといけないので効率的ではないが、学校では習わないような日常会話での表現を学ぶことができる。
これも最近はネットフリックスやAmazonでスマホでも見れてしまうからすごい時代になったなと思う。僕が勉強していたころはTSUTAYAでレンタルだったよ。
②次にスピーキング。
これも申し訳ないが、『話すしかない』。当たり前だよな。話さずして英語が話せるようになるなんて方法があるわけないよな。
英会話に行くのもいいが、よく聞く週1の駅前留学じゃ全然足りない。週2でも足りない。
当たり前だ。週2回、1時間英会話学校へ行って、英語がぺらぺらになんてなるわけないんだよ。
『じゃあ留学しかないじゃないですか』って思うだろうが、そうでもない、工夫してくれ。
一つはさっき述べたようにシャドーイングを日常的に行うこと。これで英語をすらすら口にだせるようにはなるだろう。
でも話すべき英語表現が頭に浮かんで来なければしょうがないよな?これが難しいが、日本にいながらでも練習はできる。
昔僕が使っていた参考書はなくなってたみたいだけど、こういうのを通学中とか、毎日流して聞く癖をつけて、無理矢理にでも英語表現を覚えさせてしまうのが言い。
また根性のある人におすすめするのが、時間を決めて、『英語で思考をする』練習を行うことだ。
かなりキツいしなんだか恥ずかしいんだけど、継続できれば強いと思う。ちなみに僕は、挫折した。
他に一番いいのは外国人の友達を作ることなんだろうけど、場所によっては難しくもある。
でもSNSなんかを使えば割と簡単になるし、工夫次第でどうにかなるんじゃないかな。
なんでもいいんだけど、工夫してみることはとても大切だ。
最近はオンライン英会話が出てきてるので、『月額いくらで何回でも使える』みたいなのを毎日やるのも効果的だと思う。
上にあげた方法に限らず、「英語を話す練習をする」という目的を達成できるものならなんでもいい。
でも、話す時には英語が聞けていないと文字通り話にならないわけだ。だから、まずは1のリスニングをしっかりやって、基本表現くらいは何も考えずに出てくるようにして、それから人と話す練習をしてほしい。
③最後のTOEICは長くなってしまったので次の記事で書くことにする。