視力が悪く、屈折率も基準外での対策

はじめまして、このサイトの記事はとても詳しく参考にさせてもらってます。
さっそく質問です。
再来年自社養成を受けたいと思っているのですが、自分は眼が悪く眼鏡をしていて屈折率が基準外です。
どうしてもパイロットになりたので、一時的に視力を回復させる視力回復センターに通っています。
試験時までに一時的に視力を回復させ基準を満たし試験を受けようと思うのですが、どうでしょうか。
身体検査はパイロットになっても何度もあると聞きます。
このようなやり方は無意味でしょうか。
費用も結構かかるので、意味がないならやめようかとも思っています。
さらに追加で申し訳ないのですが、現在パイロットで受験前は視力規定外でどうにか合格したパイロットはいないでしょうか。 最近も裸眼で0.05の人が合格したと聞きました。
いれば話をぜひ聞きたいです。
現在受験に向けてTOEICやSPIや健康の管理や見直しを行っているのですが、視力回復センターの回復が一時的なものと知り今とても絶望感で打ちひしがれています。
無理なら無理と言ってください。
いくつも質問してすみません。
どうかお答えお願いします。
By choonuさん

回答

choonuさん質問ありがとうございます。
君の苦悩は僕にはわかるべくもないけれど、この回答が少しでも役に立てばいいと願います。
しかし初めに断っておきますが、僕は君に『こうしなさい』ということは一切言わない。
ただ、『もし僕が君のいる状況だったら』という仮定の上で僕がとるだろう行動を話します。
僕の言葉をがヒントになるならヒントにして、自分で決めて下さい。
まず、視力が基準外であることについて。
ご存知のように、航空身体検査というものは、航空局が定める法律的なものと、会社が独自に定めるものがあります。特に会社は、採用時においては、パイロット候補者が将来に渡って航空身体検査をパスし続けられるように、少し厳しめに基準を定めています。
(採用時の基準は会社の採用ホームページに書いてありますね。こちらの記事に詳細はまとめてありますパイロットと屈折度
パイロットになってからは、機長であれば半年ごとに航空身体検査を受けなければなりません。これも法律的な要求です。
もちろん、視力は毎回チェックされる。
もし君の矯正前の視力が、法律で定められている視力基準以下なのであれば、一時的に視力を上げても意味がない。
僕が考えうる最悪のケースは、厳しい訓練を終えた後に、航空身体検査で引っかかってしまうことです。
やるならば、退職までずっと視力回復センターに通う覚悟が必要だと思います。
もちろん、年と共に目が良くなったり、航空身体検査基準が緩くなる可能性もないわけではないのですが。。
もし、君の視力が国の定める航空身体検査基準以上で、自社養成の基準以下であるならば、例えば一時的にであっても、視力上げる意義は多いにあるでしょう。
視力が規定外で航空身体検査にパスした人は、残念ながら僕の知り合いではいません。
君のその、どうしてもパイロットになりたいという気持ちはよく分かります。
ここからは仮に僕が君の状況だったらどうするかと考えてみましたので、追記します。
受験は再来年でしたね、僕だったら、今からパイロットになることを諦めはしないと思います。
僕はその視力回復センターなるものをよく知らないですが、当時の現実的な僕の経済状況では、視力センターに通い続けることはできないかもしれない。(今の経済状況でも難しいかもしれないが)
なれば、別の方法で視力回復をできないか図るでしょう。藁にもすがるようなものかもしれませんが、登山に行ったり(実際、3日間ほどでも山に篭れば少し目はよくなります。僕は。)、視力回復と書いてある胡散臭い本を読んでみたり、ブルーベリーを食べてみたり。
どれもこれも根拠はないことですが、何もやらないよりはいいかもしれない。
当然TOEICもSPIも本気で勉強する。
それでダメならしょうがない。無理にパイロットになって事故を起こすよりも100倍ましだ。
その時は他の職業でも自分が誇りを持ってやれると思うものを見つければいい。それでもまだ諦められないなら、自費でパイロットライセンスをとって、将来やってくるかもしれないチャンスにかけるしかないだろうと思います。
参考になったかどうかわからないけれど、僕個人的にはパイロットになるにも、そしてなってからも苦労している方だし、君のような人には夢をかなえて欲しいと思っています。
何度も言うけど、決めるのは自分だ。その責任を取るのも自分です。辛いだろうけど、頑張って下さい。