夢に破れても。
このブログの読者に、「自社養成試験に落ちてしまいました。」というメッセージを幾つか頂いている。
落ちてもなお、口に出すのも辛いだろうに、それを報告してくれる気丈さに心をうたれている。
僕が学部時の就活で自社養成試験に落ちてしまった時には、それを友人にすらなかなか打ち明けられなくて、一人鬱々としていたことを思い出す。
そんな人たちに、伝えたいことがある。
まずは、よく頑張った自分を誉めてやってほしい。
決して、不甲斐ないなどと自分を呪ってはいけない。
君が悔しいのは、君が自分の夢に対して本気だったからだ。
本気で、失敗を覚悟で物事に望める人はなかなかいない。
だって失敗するのは怖いもんな。失敗したことを他人に打ち明けるのは恥ずかしいかもしれないし、自分が理想の自分に届かなかったと自覚してしまうのは怖い。
また絶望で自分がぶっ壊れてしまいそうだもんな。
でも君はその次元で勝負したわけだ。
その勇気は讃えられるべきだ。
今の世の中、バッターボックスにすら立たない奴が溢れてる。
でも君は違った。失敗覚悟で、夢を追いかけることができたんだ。
だから例え試験に落ちてしまったとしても、自分を誇りに思ってほしい。
そしてそれほど悔しい思いをするほどに一生懸命やってきたなら、その経験は君にとってかけがえのないものになっているはずだ。
そんだけやった自分に自信を持て。
これから別の道に進むのか、それとも自費でライセンス取得を目指すのか、もしくはその両方を視野に入れた選択をすることになるのだと思う。
その選択については何が正しいということはない。自分がどうしたいかだ。まずは落ち着いて、一歩立ち止まって考えてほしい。
そしてどの選択をするにしても、この先君の未来は明るいよ。
人生は長い。そして、仕事はたかだか仕事だ。
世界には面白いことは本当にたくさんある。個人で簡単に世界一周できてしまうし、インターネットを使って資金ゼロから会社を作ってしまえる世の中だ。
そこには無数のチャンスが転がってる。本当に、夢に破れた君達の中から航空会社自体を作ってしまう人だって出てくるかもしれない。総理大臣が出るかもしれない。
宇宙の謎を解き明かしてノーベル賞をとるやつがいるかもしれない。不景気な日本を救ってくれるヒーローが出てきてくれるかもしれない。
宇宙飛行士が出てくるかもしれない。(もし宇宙飛行士になったら絶対に連絡してくれ。)
ここでは書き尽くせないな。
だから広い視野を持って、強く生きてほしい。