コミュニケーション能力について相談です。
僕は人とコミュニケーションをとるのがあまり得意ではありません。
ですが、ANAやJALで行われている自社養成の採用試験ではコミュニケーションスキルを重視すると聞きました。まだ高校生なのですが今からできるコミュニケーションスキルを向上させる方法はあったりしますか?
またコミュニケーションスキルはパイロットとして働くうえでどのような時に必要とされるのでしょうか?
さらに申し訳ないのですが自社養成の採用試験では英語の試験が実施されると聞きました。どのように勉強されましたでしょうか?長文申し訳ありませんでした。
By Nさん
回答
Nさん、ご質問ありがとうございます。
コミュニケーションが苦手ですか。もっとも簡単かつ効果的な方法は、新たにたくさん友達を作ることだと思いますが(いやこれこそ難しいのかな?)、自社養成の試験ではグループワークというものがあったりします。
それは4-5人のグループで、何か課題を与えられて、グループでディスカッションしながら遂行するというものですが、これでその人のコミュニケーションスキルや適性なんかを見ています。また、面接の控え室での振る舞いも見られているなんて聞いたこともあります。
なんかいい本ないかなーと探してみましたが、こんなところでしょうか?
まあこれはこれでテクニックとしてこういうもんだと思っていればいいと思いますが、やっぱり根本的な解決は友達を作ることでしょう。これから大学に入るんだったら、そこでまたたくさんチャンスがあると思います。
しかし友達を作るってのは難しいもので、たくさん薄い友達を作るより、少数の深い友達を作ることの方がずっといいと思います。まあ僕も友達が多いわけではないですが、相手に心を開いてもらうためには、まずは自分から心を開くことが大事だと思います。自分から話しかけて、自分のことを話し、相手のことを聞いてあげる。言葉にすると簡単ですが、現実には相性なんかもあるので難しいですが、気の合う人だってたくさんいるでしょう。
パイロットとして働く上でコミュニケーションスキルが必要になるのは、、そうですね、たくさんあります。
たとえばフライト中にしても、コックピット内は機長と副操縦士の二人でオペレーションを行いますが、ノーマルなフライトであったとしても例えば機長が急に「高度30000ftもらって」なんて言われたとして、副操縦士は「?」ってなったりします。でも、「ちょっとこの高度揺れてるねー、下げてみよっか。高度30000ftもらって」って言えば副操縦士も「そうですね、わかりました」ってなりますよね。まあ極端な例ですが、相手に自分の思っていることをイメージしてもらうために、必要なコミュニケーションを行うことはとても効果的です。特に、それが非常事態なんかには非常に重要になります。
他にもディスパッチャーや整備士、客室乗務員とコミュニケーションを毎日とりますが、これも例えば、朝機体を整備士から引き渡される時に、「ちょっとこの機体、特にログに書くほどではないんですが、○○○」なんて情報をもらえるかもしれないし、ディスパッチャーにも「やっぱ天気が気になるんで、燃料もうちょっと積んでいきませんか?」とか、適切な信頼関係があった方が言いやすいことというのが多々あります。
コミュニケーションについてはこれくらいにして、次は英語について。
僕は実は英語は昔から自身がありましたが、大学受験、TOEIC、海外ボランティア、予備校で英語を教えたり(これも大きく自分の勉強になります)、まあいろいろ勉強しました。しかし、素地になっているのはやっぱり高校時代に勉強したことだと思います。
これも僕が昔使っていていいなと思った教材を紹介します。
もう僕がこれで勉強していたのは10年以上前でいろんなシリーズが出ているので、書店に行って自分に合いそうなのを買うのがいいと思います。
あとは英語の文章をたくさん読んで、できれば外国の友達を作って話す練習もすることですね。
高校生向けの内容じゃない気がしますが、この辺も読んでみて下さい。
あれもこれもとなってしまいましたが、以上。頑張って下さい。