AIによるパイロットの需要、航空大、自社養成について質問です。
どうも、たっくんと申します。
今年大学四年生になり自社養成を2社とも受けましたが、残念ながら早めに落ちてしまいました。反省点など数多くあり、次こそは!と思いたいところなんですが、ここで質問です。
今後AI化がどんどん進みますが、それでもなおパイロットの需要というのはあるのでしょうか?
既卒で来年自社養成を受験するのとこのまま航空大学校を受験するのとだったらどちらがよいと思いますか。
既卒で、というのは他社に就職して、ということです。
よろしくお願いします。
By たっくんさん
回答
たっくんさん、ご質問ありがとうございます。
年末ですね。残念ながら、僕は仕事です。
自社養成試験、残念でしたね。しかし、落ちて腐るのではなく、次に前を見るその姿勢は素晴らしいと思います。
さて、AI化によるパイロットの需要についてですが、これは予想するのが難しいですね。
例えば、5年後ならばまだなんとなく予想できるけど、20年後となるともうわからないなーと思います。
僕の個人的な考えですが、技術的な話ではAIに代替されない仕事ってほとんどないのかなと思います。
飛行機はすでにUAVってものがあるし、弁護士なんかはむしろAIの方が得意な気がするし、陶芸とかの職人技もその動きを覚えさせて技術を残す、なんてテレビ番組を昔見たことがあります。
じゃあほとんどの仕事はAIに代替されて、人間の仕事はなくなっていってしまうのかというと、そんなことはないと思います。
遥か先には今とは大きく違った形になるのかもしれませんが、人間は少なくとも管理者という形で残るのかなと思います。
ここでまた飛行機に話を戻しますが、飛行機の運航ではオートパイロットが誤作動を起こした場合に、すぐにオーバーライドできなければなりません。
昔あった事故ですが、スラストをオートで操作するオートスラストというものが多くの飛行機には装備されていますが、滑走路への進入中に電波高度計が故障して、まだ飛行機が空中にあるのに電波高度計が0ftを指示してしまい、それに合わせてプログラムされてあったオートスラストがパワーをアイドルまで絞ってしまって、飛行機が墜落したという事故がありました。
人間が操縦していれば、電波高度計の読みが0ftになったとしても、他の計器や外を見ればこれは故障だなとすぐに判断できて、パワーを絞ってしまうなんてことはまずありませんが、プログラムであるAIであれば上のようなことがまた起こってしまうかもしれません。
そういったことを防止するためにも、しばらくはコックピットに人間の存在が必要なんじゃないかなーと僕は思います。
また、AIが運航する飛行機が事故を起こした場合に、じゃあその責任は飛行機のメーカーが取るのか、または航空会社が取るのか、なんて法律的な問題もあるし、乗客として、人間が乗ってない飛行機には怖くて乗れない、なんて人はたくさんいると思います。
次に君の状況で、既卒で来年自社養成を受験するか、このまま航空大学校を受験するか、ですが、これも正解なんてありませんが、僕ならばすぐに航空大を受験すると思います。
理由はなんといってもやはり自社養成は門が狭いので、受かるのは宝くじに当たるようなものです。また航空大だって超難関なんだから、若いうちに受けて、パイロット受験としての受験機会を増やすのがいいのかなと思います。
以上、応援しています。
今年もありがとうございました。夢に向かって頑張っている人も、年末年始くらいはゆっくりして、また来年元気いっぱい頑張って欲しいなと思います。